語られざる歴史

大まかなあらすじ:
ウィノナはダオスが唯一心を許した人間でした。
ダオスは故郷を救うためにはすべての人間を敵に回すという決断を強いられますが、ウィノナの存在でこの事で迷う事になります。しかし、悲劇的な事件により2人は引き裂かれ、ダオスは人間の敵「魔王」の道を歩む事になります。
ヴァルハラ戦役において、ウィノナは魔王となったダオスと対峙し説得を試みますがそれも届かずダオスは未来へ逃亡します。

重要なのは物語中盤の事件です。
迷いがあるダオスに対して、ウィノナは使命は忘れ自分と共に歩もうと説得します。ウィノナには予知夢を見る力があり、ダオスが倒される未来を知り、それを防ごうとしますが、そこにライゼンに現れ邪魔をします。
ライゼンといえばゲーム版にも脇役して登場しますが、物語の元凶でもある魔科学の関係者です。それもあってか小説版、OVA版では容姿、設定は異なるもの重要な役回りで登場し「語られざる歴史」では盲目的で、強権的な人物として描かれています。ライゼンはダオスの力を利用するために捕まえようとし、ダオスを庇うウィノナの右腕を切り落してしまいます。この惨劇がダオスに人間に対する憎悪を植え付け、使命のため魔科学を滅ぼすという、魔王の道を選ぶ決意をさせてしまいます。
この事件後、ウィノナもすっかり豹変、ヴァルハラ戦役に参加する際には、右腕は義手、全身黒づくめと某漫画の主人公の様な姿になっていました。

ところで、「語られざる歴史」では真の黒幕の存在が語られています。
それは魔科学は実は魔族が生み出したと言うもので、魔科学によってマナを世界から枯渇させ人間を滅ぼすことが目的だったようです。ヴァルハラ戦役もダオスもすべて魔族に踊らされていただけというもので、ゲーム版では魔族はダオスの子分、中ボスという扱いから考えると、若干違和感がある設定と言えます。

最終決戦において、ウィノナはそれらの事実を伝え最後の説得を試みますが、時はすでに遅く戦う道しか残されていませんでした。この戦いでダオスは敗れますが、ウィノナに対する未練を断ち切れないダオスはウィノナの存在に干渉することのない、ウィノナのいる時代より以前の過去には時間移動出来ず、未来へしか時間移動出来ない制約を受ける事になります。
ダオスが未来にしか移動しないという、ファンタジア最大の謎がここで語られる事になる訳です。

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